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教育者, 将軍, 栄養士, 心理学者, 親はプログラムする. 軍隊, 学生, 一部の社会はプログラムされる. - 計算機プログラムの構造と解釈 序文

ツイッターの楽しさが今一解らない方へ #良書紹介_ ツイッター140文字が世界を変える

 自分がツイッターを始めて、最初に思ったのが「ナニコレ?」です。
つぶやけって書いてるけど、何呟けばいいの・・・?
何が楽しいのか、どうやって使えばいいのか解らない。
そんな人が多いと聞きます、僕もそうでした。

 そんな人に勧めたい本がコレ、「ツイッター140文字が世界を変える」です。
ツイッター本を何冊か読みましたが、最もお勧めしたいのがこの本です。


 自分がこの本を読んで感じたのが、タイトルの「世界を変える」からは連想し難いですが、
ツイッターをどうやったら楽しめるのかという事に関する本だなって事です。


 ツイッターは140文字という少ない文字数で”つぶやく”、ただそれだけのツールです。

第3章 ツイッターを楽しむためには?
P.100


ツイッターで出来ることは、
・140文字以内でつぶやくこと
・140文字でつづられたつぶやきを読むこと

本当にこれだけです。


 「じゃあ、何が楽しいの?」というと、これを説明するのが難しい。
それはこの本にも書かれています。

第二章 ツイッターとは何か?
P.60


ツイッターとは何か?を説明する事は簡単な事ではありません。

何故か?
それは、140文字という制限があるただのつぶやきが、物凄い多くの事を実現できるからです。
ツイッターの楽しみ方は十人十色と言っても良いかもしれません。
自分の現状をつぶやく、自分ではつぶやかないで他人のつぶやきを眺める、BotというツールのつぶやきでRSSリーダーの様に情報を得るetc...
シンプルだからこそ、本当に自由なWebApplicationだと言えるでしょう。


 また、「こうしなきゃいけない」「こうしなさい」というのが一切無い。
Mixiを始めとするSNSの様に「ユーザーに何かさせよう」という、サイトからの押し付けが無いのも特筆すべき点でしょうか。
まぁ、だからこそ「何かしなさい」というサービスに慣れている僕たちにとっては、最初で躓きやすいんですが。


 この本では、そんな「説明し辛い」「慣れれば楽しいけど慣れるまでが大変」なツイッターの楽しみ方を実に上手に紹介しています。
例えば

第3章 ツイッターを楽しむためには?
P.132

  • 読んだ4!

 「読んだ4!」は、ツイッターでつぶやいた読書記録をまとめてくれるサービスです。
専用のアカウントにリプライする形で読んだ本のタイトルをつぶやくと、その内容を専用ページとしてまとめてくれます。
ツイッターをインターフェースとした、読書記録サービスとなっています。

こんなツイッター周辺サービスを紹介してくれています(読むまで知らなかった!)。
他にも、ツイッター基本的な言葉の説明や(RTとかね)楽しみ方も載っています。


 これからツイッターを始める方。
登録したけどよく解らなくて放置している方はこの本を読めばツイッターライフを楽しめるかと!


 また、個人的に「なんで140文字なん?」って思ってました。
その疑問にこの本が答えてくれました。

第2章 ツイッターとは何か?
P.66


 そして、このSMSの一般的な文字数制限が160文字なのです。
その160文字からユーザー名とコロンに必要な20文字を引き算した結果生まれたのが、ツイッターの140文字という文字数制限です。

成る程!ショート・メッセージなのね!と、思いました。
日本ではあまり(全く?)使われないSMSですが、海外での普及率は高いそうです。
うーん、こういう所でも日本の携帯のガラパゴスを感じますね。

  • ここからは書評じゃなくて個人的にツイッターに対して思うこと。

 ただ、それでも向き不向きがあります。
ブログやSNSの様な、使うのに結構体力が要るサービスとは違いゆるくつぶやけるのがツイッターの利点ですが、そこが向かない方もいると思います。
TechCrunch 私がTwitterを使わないわけ
シンプルであるが故に自由度が高い、決まった楽しみ方が無い。
それは裏を返せば、ブログやSNSの様に「こうしなさい」というレールが用意されているサービスに慣れている僕らからすると、自分で楽しみ方を見つけなければいけないのがかったるいと感じるかもしれません。
FFやDQが人気だけど、オブリビオンとかが日本で国民的に流行らないのと同じかもしれません。


 また、コミュニケーションという点ではMixiの方が強いと感じます。
普及率は別として、MixiTwitterをパクった「ボイス」がありますし(僕はサービスのパクりは+αがあれば有りだと思います)。
リア友まで発展する様なサービスを求めるなら、Mixiが効率良いです。


 そして、マイミクの様に数は増えにくいけれども一旦繋がると強い絆になりやすいシステムとは反対にあるのがフォローです。
AさんがBさんをフォローしてBさんのつぶやきを見るのは自由、だけどBさんがフォローし返してAさんのつぶやきを見ない事が多い。
そういう、冷めた関係がTwitterでのフレンド(みたいな)関係です。
実際、僕も今現在ではフォローしているのが368人でフォローされているのが193人です。


 ただ、Mixi疲れみたいな事が起き難いサービスなのかな、とは思います。
Twitter疲れというのもあるそうですが、SNSよりは起き難いかと。
まず、フォローが100人を越えた辺りから他人の呟きを全て追うのが不可能に近くなります。
SNSの様に他人の日記を全て読んでコメント(TwitterではRT機能)を書く、、、そういった事をするサービスではありません。
Twitterにアクセスした時に表示される他人のつぶやきを、読みたい分だけ読む、それでいいんです。
そのゆるさが僕がTwitterにハマった理由です。
(芸能人や有名人はフォローしているのが20人、フォローされているのが1万人とかありますが、僕らには関係ない話でしょう)


 また、Twitterが上手い運営しているなぁ!と思ったのが、最近実装されたList機能です。
Listとはありそうで無かった、他人の分類分け機能です(Twitterクライアントでは存在した)。
リア友とかbotとか、つぶやきを分類分け出来る訳です。


 なぜ上手いかというと、一斉に全ユーザーに対して公開した訳ではないからです。
少しずつその機能を提供するユーザーを増やしていったようです。
多分、少しずつ増やしてList機能のバグを取ったり、サーバーに掛かる負荷を見てサーバー自体を増設したりチューンナップしたんでしょう。
その辺、MixiMixiアプリの様に一斉に公開してダウンしまくっているのとは違うなぁと思いました。


 ツイッターのつぶやきがあれば、RSSもメールも要らない!なんて言う人がいます。
TechCrunch これでRSSは完全に死んだ:FeedburnerのCEO、Dick CostoloがTwitterのCOOに
それは違くね?というのが僕の意見です。
前述した通り、TwitterのTL(タイムライン/自分とフォローしている人が織り成す呟き)では見逃す事が多いです(Listの使用方法でそれが打開できるかも???)。
だから、本当に読みたい物はRSSで確実に読むというのが現状でしょう。


 また、現状はTwitterはどうしてもアカウントを取得する必要があります。
メールの様に、インターネット(や携帯)を利用している人の殆ど全員が持っているメールアドレスとは違い、Twitterしていない人間の方が多いのです(TwitterUserは現状5000万ちょい)。
そういった人とネットで連絡を取るには、やはりメールは必要でしょう。
プロバイダがメールアドレスを提供するのプラスして、Twitterアカウントを提供する時代がくれば別ですが。

  • 戯言

長いかな?
未だにこういう記事の適切な長さが解らない。
短ければ短いほど良い様な気もするんだが。。。
文章書くのが上手くないので、どうしても長くなるorz