【読了】数の悪魔 ゴキブリ並に嫌いだった数学に興味を持ってしまった。
貴方は数学が好きですか?
僕は大嫌いだ。
数学なんてゴキブリと同じくらい嫌いだ。
いや、ちょっとまって。
それはこの本を読む前の話だ。
僕はこの本を読んで、数学に興味を持ち始めている。
まだ好きとは言えないけれど、「あれ?ひょっとして数学って面白いんじゃないか?」って疑問を持った。
数学をゴキブリ扱いしていた僕がだよ?
それだけこの本は数学を魅力的に語っている。
学校のテストでこんな問題が出なかっただろうか?
「1から100まで足して合計を求めなさい」
出たでしょ、出たよね?
これの解き方は恐らく、公式を教えられただけだと思うんだけど、、、
数の悪魔だとこういう説明をしてくれる。
1, 2, 3, 4, ... 50,
100, 99, 98, 97, ... 51,
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101, 101,101,101 ... 101,
1から50まで、51から100までの数を上のように折り返して2段作る。
それを足すと101が50個できる。
つまり、101*50が答えだ!と。
これ凄く面白くない?
僕は記憶力が悪いので、公式とか全く覚えられないんだけど、こういう風に教えて貰えると覚えてられる。
(実は、この本を読んだのは半年以上前だ。でもまだ覚えている!)
何より、再発見した気分になるんだ。
「うおー!これ凄い!!!」って。
だから、この計算に愛着が沸くんだ、数学が少し好きになる。
学校で教わる公式って、恐らくこういう工夫とかひらめきとかが最初にあるんだ。
それを洗練したのが公式な訳で。
確かに公式の全てを「誰が、いつ、どうやって発見したのか?」を教えていると今の範囲の数学を学校で教えられないんだろう。
でも、僕はこういうストーリーがなかったから(恐らく)数学を好きにはなれなかった。
そして、この本に書いてある解くまでのストーリーや誰がいつどうやって発見したのか、というストーリーを知って少し数学に興味を持ち始めた。
あれ、数学って実は面白い?と。
僕と同じ数学が嫌いな人にこそ呼んで貰いたい一冊です。
数学=ゴキブリな人は是非!